さまざまなリスクから考えるアパート経営のデメリット

アパート経営などの不動産投資は比較的メリットの多い投資方法であるといわれますが、もちろんメリットだけではありません。注意しておきたいデメリットもいくつか存在し、そのリスクについてはしっかりと把握しておく必要があります。アパート経営におけるリスクの対策方法を知れば、損失を最小限に抑えることができます。そのリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。

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空室におけるリスク

不動産投資を成功させるには、安定した家賃収入を得ることが大前提です。ただそこに物件があれば家賃収入が入ってくるわけではなく、入居者が住んでくれなければ収入は発生しません。つまり、空室が多い状態が続くことで思ったように収入が得られず赤字を出してしまう可能性もあるのです。物件の条件にもよりますが、物件の部屋数に対しておよそ8割以上の入居率があれば問題なく経営が行えるとされています。入居率を確保するためには、購入前に立地や周辺環境をチェックして入居者層に合った地域かをよく調べること、また物件の管理をこまめに行い、トラブルが起こったときには迅速に対応することなどが重要です。

建物劣化による価値低下

どのような建物にも、年数が経てば経年劣化が訪れます。外壁や屋根の傷み、塗装のはがれなどその種類はさまざまです。アパートの立地や周辺環境の条件がいくらよくても、劣化した建物をそのまま放置していると資産価値が下がり、家賃の設定を下げることも考えなくてはならなくなるのです。こうした事態を避けるためには、定期的にメンテナンスを行い、必要であれば修繕をきちんと行うべきです。経営者の手ではこまめな修繕が難しいという場合は、信頼できる管理会社に依頼して修繕業者との連携を取ってもらうのがよいでしょう。

災害によるリスク

地震や水害、火災などといった災害はいつ何時起こるかわからず、避けるのが難しいものです。これらの災害に遭うと建物には損壊や焼失などのリスクを負い、住宅として機能しなくなってしまいます。そうなれば当然入居者はいなくなり、また修繕費用も高額になるでしょう。では、それぞれのリスクにどのように備えればよいでしょうか。

・地震
地震の揺れに対応するために、耐震構造基準をしっかり満たしている建物を購入することが必須です。

・水害
川沿いや海の近くなど洪水や津波の被害が起きやすい立地を避けるのが無難です。

・火災
鉄筋コンクリートの建物にすることで焼失のリスクを少しでも抑えることができます。

アパート経営のリスクに関しては十分把握した上で投資を始める必要があります。そして、それぞれのリスクへの対策をしっかり行うことが経営者としての条件ともなるのです。物件を購入する前、また経営を行うに当たってのこまめな管理など、経営者自らが考えてリスク対策を行うことが腕の見せどころです。